『朱夏』第11号・表紙

文化探究誌

『朱夏』第12号

特集「満洲の図書館とライブラリアン」

定価1381円+税

A5判 89頁

1998年10月発売

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特集概要

「満洲の図書館とライブラリアン」は、近年注目の高まる旧満洲 (満州)の図書館を取り上げている。柿沼介、衛藤利夫、田口稔、大野沢緑郎、青木實らライブラリアンたちの活躍を追うことで、日本の旧植民地図書館の姿を 浮かび上がらせる。隠された近代日本図書館史に迫る意欲的な特集。

目次

特集「満洲の図書館とライブラリアン」

「満鉄図書館自己紹介」にみる満洲の図書館……『朱夏』編集部

満鉄大連図書館館長柿沼介の事績……岡村敬二

衛藤利夫の足跡……小黒浩司

田口稔への接近……西原和海

大野沢緑郎の思い出 ―神奈川県立川崎図書館のころ―……細田弘之

青木實さんのライブラリアン・シップ ―「人と歴史」のむづかしさ―……稲村徹元

よみがえった大連日本橋図書館 ―北九州市立国際友好記念図書館紹介―……下村 崇

『旅順図書館報』からみた旅順図書館……岡村敬二

ロシヤ人の図書館と出版事業(再録)……大野沢緑郎

植民地図書館関係ブック・マガジンガイド……藤田知浩

ブックガイド

ブックレビュー1998

旧植民地・在外日本人関係図書目録(1998年度)……藤田知浩 編

小特集「日系アメリカ画家」

(解説) 日系アメリカ画家の渡米から戦後まで……『朱夏』編集部

ミネ・オオクボ ―ある日系アメリカ画家の眼差し―……須藤達也

清水登之の四枚の絵 ―日系画家の一つの軌跡―……宮下今日子

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